ある日の東洋史学演習7-1(4月24日)

東京は本日梅雨明けのようです!…というわけで今回はボーナスステージ。
ブログ開設以前に発表された方の内容を載せておきます。みんな平等にね!笑。

さて、4月24日の発表者は李ゼミの滝川さんでした。
「北魏洛陽の四夷館・四夷里と円丘祭祀」
滝川さんには、主に『洛陽伽藍記』と『魏書』をもとに、四夷館里と円丘祭祀について報告していただきました。四夷館・四夷里とは、北魏の国都・洛陽に置かれた「外国人」の集住する地区のことで、洛陽南郊、洛水の南岸にあたり、洛陽の「中枢軸」を挟んで設置されています。

洛陽の円丘は、景明2年(501)に伊水北岸に移設されており、それは四夷館里設置と同じ年に当たります。このことから、四夷館里と円丘が一連の施設と捉えることが出来るとすれば、西郊祭天の廃止に伴う南郊祭天の一元化は、漢化政策の一環とのみ捉えることは妥当といえるのだろうか、むしろ祭天儀礼から見るならば「四夷」の世界との繋がりを重視していたことを示していないか、などの問題が提起されました。

発表者が示した課題として、
・四夷館里の住民が祭天儀礼に関わっている事例を見つけたい
・礼制整備等で南朝からの亡命者が関わっている事例がなかったか
などが挙げられました。

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by 1009-members | 2009-04-24 18:10 | 授業風景
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