ある日の東洋史学演習7-1(7月10日)

学部はもうすぐテスト期間に入るので、雨の日でも学校の人口密度が高いです。
院生の密度は逆に減っているようですが…。

さて、本日の発表者は工藤ゼミの佐藤さんでした。

「斉の桓公のイメージの変遷について―先秦諸子の「斉桓公説話」を手がかりに―」

斉の桓公に関する研究の蓄積はあまり多くなく、「覇者」としての桓公をテーマとするものがほとんどです。今回は、『史記』斉太公世家をベースも、桓公のイメージが、様々な説話の中でどのように述べられているのか発表していただきました。

桓公に関する記述を比べると、桓公が覇者となった点を評価する文脈においても、桓公自身の有能さを評価するのではなく、管仲の補佐があったために(凡庸な)桓公でも五覇の筆頭になることができた、という見解があることがわかるようです。

修士論文を書くにあたっては、
・史料の系譜を把握すること
・桓公に関するあらゆる記述を集め、比較すること
・管仲側の記述(列伝)も見るべき
といった意見が出ていました。

さて、前期のゼミは来週でおしまいとなります。アンカーは李ゼミの吉田さんです。
…そのあとは、修士生、勝負の夏休み!不定期連載にも、どうぞご期待ください。
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by 1009-members | 2009-07-10 17:47 | 授業風景
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