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ある日の東洋史学演習7-2(10月26日)

ここ最近、急激に冷えてきましたね。周囲では体調を崩す人がちらほら出ています。
かくいう私も風邪をもらってしまったようです…どうぞみなさまも体調に気をつけて…

さて、今週の発表は博士3年の林さんです。タイトルは以下の通りです。
「唐前半期の馬政と閑厩」
林さんの今回の発表は、唐朝における馬の供給システムを天聖令等から考察し、北衙にどのように馬が供給されたのか、禁軍の進展とともに供給体制がどのように変遷するのかを検討したものでした。前期の発表の問題意識を継承しつつ、考察をより精緻にされていました。

なお林さんは、11月11日(日)に東京大学の史学会東洋史部会で発表を行います。今回の報告はその予行も兼ねています。議論の詳細はぜひ会場でお聴きください!
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by 1009-members | 2012-10-26 22:59 | 授業風景

ある日の東洋史学演習7-2(10月19日)

オンタイムに教室に行ったら、発表者がぽつんと座っておりました。あれ?
「3人目キター!」と思ったら、先生でした。あれ?
結局、4人で始まり4人で終わった今日のゼミですが、我々の知らないところで、絶対、何か面白いことが行われていたに違いないと固く信じております(下記は想像図)。

キャッキャヽ(*´∀`)八(´∀`*)ノウフフ

…失礼いたしました、今週の発表は近藤ゼミ修士2年の中井さんです。
タイトルは以下の通りです。
「宋代における凌遅刑」
中井さんは修士課程入学以来、一貫して宋代の「凌遅処死」を追いかけています。明清代には法定刑として確立している凌遅ですが、『宋刑統』には記載がなく、宋代では、そのありかたは流動的でした。今回は、もうそろそろ修論の匂いがする…ということで、修論での見通しを中心に発表していただきました。

質疑の中で特に争点となったのは、凌遅刑はその残虐性からというよりは、身体の(大幅な)損壊に伴う「存在の消滅」という点から、刑罰としての有効性を発揮したのではないか、ということでした。まずは、収集した事例をいくつかの視点から分類することが必要でしょうが、最終的には、当時の人々の意識などの文化的側面への考察が及ぶといいなあ…と感じました。修論、頑張ってください!
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by 1009-members | 2012-10-19 23:14 | 授業風景

ある日の東洋史学演習7-2(10月12日)

本日より定期更新を再開いたします!後期もどうぞご愛顧ください!

さて、後期初回の発表は修士2年の長谷川くんです。タイトルは以下の通りです。
「晩渡北人・残留北人について」
長谷川くんは前期で東晋時代の北伐を検討しつつ、「永嘉の乱」がどのように語られてきたのかを考察していました。今回の発表はその問題を引き継ぎ、劉宋の北伐をとりあげ、北伐の大義名分に「北人を救済する」という名目が加わっている点に着目し、南朝期の北人に対する見方を考察していました。

質疑応答では、史料の解釈への疑義や前期の発表、及び修論全体での位置づけへの質問が挙がりました。修論までまだ時間はありますし、史料をもう一度読み直しつつ、修論の構想を組み立てると良いでしょうね。修論、頑張ってください!
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by 1009-members | 2012-10-12 23:20 | 授業風景