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ある日の東洋史学演習7-1(6月22日)

先日の台風はすさまじかったですね。
ただいっそ金曜にくれば休みに今日は平和で良かったと思います。

さて、今週の発表は博士3年の呉さんです。
発表タイトルは以下の通りです。
「唐代延資庫の変遷について」
呉さんは唐代の財政組織を研究されており、これまでは内蔵庫と左蔵庫を中心に分析していましたが、今回取り上げたのは主に軍事費と関連のあるとされる延資庫で、その財政上における位置づけや歴史的意義を考察されています。

質疑応答では、物流支出の具体的なライン、各庫との関係性などについて質問があがりました。石見先生からの補足解説も行われましたが、それでも経済って難しいですねえ。
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by 1009-members | 2012-06-22 23:08 | 授業風景

ある日の東洋史学演習7-1(6月15日)

9日から梅雨入りしたそうですね。すっかり雨続きです。

さて、今週の発表は博士3年の王さんです。タイトルは以下の通りです。
「唐宋軍礼の構造とその意義―献俘礼を中心として」
王さんは唐から宋への礼制構造の転換を研究されてきましたが、今回の発表は軍礼の一つである献俘礼の礼制上における位置づけから、礼制の転換を考察されています。

質疑応答では、献俘礼の手続きや内容などの礼的定義や、北宋の献俘礼について、詳しく考察した方が良いとの指摘があがりました。唐から宋へ変遷が見られるのならば、どのようなプロセスなのかも気になるところですね。
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by 1009-members | 2012-06-16 18:53 | 授業風景

ある日の東洋史学演習7-1(6月8日)

夏休みが待ち遠しいですね。。

さて、今週の発表は李ゼミ博士2年の植田さんです。発表タイトルは以下の通りです。
「在唐百済遺民の存在様態に関する試論」
植田さんは今回、祢軍をはじめとする祢氏一族の墓誌を手がかりにして、百済遺民の漢化の問題や、唐の支配政策を考察しています。

質疑応答では、百済遺民に授けられる官職の性格や百済遺民に関連する唐令について、唐代史の方々から指摘が行われました。
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by 1009-members | 2012-06-08 21:47 | 授業風景

ある日の東洋史学演習7-1(6月1日)

早くも6月となってしまいました。
最近、日中のアパートのベランダに野良猫たちがたむろしているのを発見し、しばしの心の癒しにしていたのですが、連日の雨のせいか、ここ数日は姿を見せず、何とも寂しいものです…

さて今週の発表は博士3年の林さんです。タイトルは以下の通りです。
「唐代前期における馬政と閑厩馬」
林さんはこれまで、北衙の拡大過程を政治史と関連づけながら研究されてきましたが、今回の報告は北衙の制度的運用面へと問題関心を移し、特に北衙に不可欠な馬の供給体制を考察した内容でした。

質疑応答では、『唐六典』、『天唐令』不行唐令に見える条文や、語句の解釈について質問があがりました。律令には解釈が様々に行える余地があるだけに、扱いの難しい史料でもあることを改めて感じました。
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by 1009-members | 2012-06-01 22:14 | 授業風景