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ある日の東洋史学特論14(1月20日)

今週も、水曜2限の「東洋史学特論」の様子をお送りいたします!

今週は、ロシア文学を専攻されている大塚さんに発表していただきました。
タイトルは以下の通りです。
「ロシア連邦のソグド研究―ムグ山文書の研究から―」
ロシア連邦は多民族国家であり、特に中央ユーラシアにはロシア・ヨーロッパ部よりも古くて広大な文化圏が存在しています。その地域研究は帝政ロシアの拡張政策に伴って進展し、ロシア東洋学の基となりました。1932年にムグ山からソグド語文書が発見され、1947年にはペンジケント遺跡の考古学調査が始められるなど、ロシア圏でのソグド研究は、ソグド語やソグド人の生活へのアプローチから進められていると言えます。

ムグ山文書は、総計で76点あり(ソグド語が71点・漢文が3点・アラブ語が1点・チュルク語が1点)、そのほとんどが契約文書です。これらの文書に対する研究に関して、ロシア語でまとめられた書籍がいくつかありますが、中国史を専攻する我々にロシア語がすらすら読めようはずもなく、今回、大塚さんの発表によって、その内容をわずかに知り得た程度でした。

というわけですから、我々としては、大塚さんにぜひ、ロシア圏のソグド研究と、我々との間の架け橋になっていただきたいのですが…笑

さて、今週をもちまして、「我々の」今年度の授業は終了となります。
長い春休みに私たちを待ちうけているのは…やはり研究です。
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by 1009-members | 2010-01-22 19:27 | 授業風景

ある日の東洋史学特論14(1月13日)

今週の金曜はゼミがお休みなので、水曜2限の「東洋史学特論」の様子をご紹介します。

昨年10月16日の記事でも少し紹介しましたが、現在は「安伽墓誌」ではなく、「史君墓誌」に取り組んでおります。担当は、博士後期課程の滝川さんと吉田さんです。
「史君墓誌」はソグド文字と漢字が刻まれた墓誌ですが、さすがにソグド文字は読めませんので、もちろん漢文を読んでいます。しかし、墓誌が少々かけているのに加え、異様な形の漢字があったり、ところどころ漢字が抜けていたりして、かなり解釈に悩まされております。墓誌はもっと丁寧に刻んでほしいものですね。

「史君墓誌」はまだまだ検討すべきところが多々ありますが、今年度の墓誌に関する授業は今週で終わりです。来週は、ロシア文学を専攻されている方が、ロシア側の史料でソグド人に関する発表をして下さいます!
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by 1009-members | 2010-01-15 19:33 | 授業風景

ある日の東洋史学演習7-2(1月8日)

あけましておめでとうございます!年が明けるとともに修士論文の締切日も迫り、
今日は、早々に論文を提出して授業に顔を出した方もいらっしゃいました。

さて、2010年最初の報告者は、日本女子大学から当ゼミに参加されている、
博士後期課程1年の石川さんでした。発表タイトルは以下の通りです。

   「安氏墓誌よりみる唐代安氏一族の系譜及び交河公主の降嫁について」

石川さんは、「安氏墓誌」と「安附国碑」に書かれている情報を整理し、安朏一族の系図を作成されました。また、交河公主の降嫁について、先行研究と一次史料を用いて、開元5年と開元28年の出来事を詳細に検討し、交河公主に関する新たな見解を示されました。

発表に対しては、次の学会で今回の内容をどのように発表するとよいかということに関して、さまざまなアドバイスをいただきました。
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by 1009-members | 2010-01-08 19:21 | 授業風景