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ある日の東洋史学演習7-2(12月18日)

いよいよ今年の授業も、本日で最後となりました。
あっという間の一年でしたが、今年の経験を来年以降に活かしていきたいと思います。

さて、今年最後の発表者は、今月のブログ担当、峰雪でした。
発表タイトルは以下の通りです。
「五胡諸国における君主宗族間の内訌と中央軍」
五胡十六国時代に数多くの短命な国家が興亡した原因として、従来から、君主権の不安定さが指摘されていました。そこで今回は、五胡諸国のクーデターについて確認することで、今後の足がかりにしようと思い、五胡諸国の君主交替期を中心に整理を行いました。結果として、武力による君主交替と中央軍の関係性を追う、という方向性が固まったように思います。

発表に対しては、各国の中央軍の構成についてや、北魏初期との比較の必要性など、たくさんのご意見を頂くことができました。それらを生かして、この冬休み中、研究を深めていきたいと思っております。
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by 1009-members | 2009-12-18 20:42 | 授業風景

ある日の東洋史学演習7-2(12月11日)

いよいよ12月に入り、今年も残すところあとわずかになりました。
今日のように雨が降ると寒さが一段と身にしみますが、
体調管理には十分気をつけて、忘年会シーズンを楽しみたいと思う今日この頃です。

さて、今回の発表者は教育学研究科の若林君でした。発表タイトルは以下の通りです。
「唐代前期の科挙出身官僚の性格について」
以前から、唐代前期の官僚については、則天武后期に科挙官僚が政界に進出することが指摘されていました。今回、若林君は、政界、特に中書省に進出した科挙官僚について、更に出身の科挙科目(明経科・進士科など)を中心に分類し、則天武后期から玄宗期に至るまでの官僚と、科挙科目との傾向を分析してくれました。

発表に対しては、尚書省、門下省における官僚と科挙の関係についての質問のほか、分析の結果、数多く見られた「制挙」出身の官僚について関心が集中しました。質疑応答を経て、若林君も制挙に大いに興味を持ったようで、今後の研究成果が楽しみです。
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by 1009-members | 2009-12-11 18:37 | 授業風景