<   2009年 11月 ( 4 )   > この月の画像一覧

ある日の東洋史学演習7-2(11月27日)

M2が本格的に修論執筆の時期に入り、ゼミは人数が減ってちょっと寂しい今日この頃。

さて、今回の発表者は李ゼミの植田くんでした。発表タイトルは以下の通りです。
「薛仁貴と羅唐戦争~羅唐戦争の終結点を巡る問題~」
羅唐戦争は、7世紀後半に朝鮮半島での主導権を巡って、新羅と唐の間に勃発した紛争のことを指すものと考えられています。この羅唐戦争の終結点は論者によって説が異なり、未だに統一された見解を得るに至っていません。今回の発表では、羅唐戦争の終結点を考える上で重要である、『三国史記』新羅本紀・文武王15・16年条の薛仁貴の軍事的な活動に関する記事における問題点について、所見を述べていただきました。

発表に対しては、問題となる史料の解釈に対する意見交換や新しい可能性などを話し合うなど、活発な意見交換が行われました。
[PR]
by 1009-members | 2009-11-27 19:00 | 授業風景

ある日の東洋史学演習7-2(11月20日)

ふとんの中でぬくぬくしていたい季節が来てしまいました。
それでも朝は元気よく起きれるように頑張りましょー!

さて、今回の発表者は、今月のブログ更新を担当しております、わたくし周でした。
発表タイトルは以下の通りです。
 「唐の外国使節対応規定について」
使節の到着した辺境の州での対応や、都への移動の路次での規定については、近年日本史研究の分野では注目されつつあるようですが、唐代史ではほとんど行われておりません。2006年に「天聖令」が公表されたことで、新しい史料が使えるようになったため、この問題について考えてみたいと思っております。とは言うものの、唐側の史料は大変少なく、今回は日本の遣唐使の帰朝報告を使って発表を行いました。

発表に対しては、提示した史料の使い方や、それに関連した参考文献などを教えて頂いたので、これを生かしてさらに研究を深めていきたいと思います。
[PR]
by 1009-members | 2009-11-20 19:00 | 授業風景

ある日の東洋史学演習7-2(11月13日)

11月に入り、急に気温が下がって寒い毎日が続いていますね。もはや秋ではなく冬…。

さて、今回の発表者は王さんでした。発表タイトルは以下の通りです。
「『大唐開元礼』からみる軍礼の構造」
王さんは、修士論文で『大唐開元礼』軍礼篇に記される諸儀式の復元を試み、その構造の分析を行っています。今回は、『大唐開元礼』に記された23の儀式を分類し、唐代の軍礼はどのような儀式によって構成されたのかということについて、所見を述べていただきました。

発表に対しては、論文作成に当たっての諸注意や、軍礼の具体的な構造についての議論が活発に行われました。

王さん、修論執筆、頑張って下さい!
[PR]
by 1009-members | 2009-11-13 19:00 | 授業風景

今さらながらの専門領域

今年の博士課程の入試要項を読んでいたら、「指導教員の専門分野」というページがあった。
ふと気になって、我々を指導して下さっている石見先生のところに、目を通してみる。
中国の魏晋南北朝~隋唐時代の政治史、国際関係史。
具体的には、当該時代の宮廷政治や儀礼、律令制、墓誌に見る墓葬のほか、外交関係や民族の接触・融合のあり方、ひいては日本の遣唐使まで、幅広い分野を専門とする。したがって、扱う史料も編纂歴史書ばかりでなく、法律書、儀式書、古文書、石刻など多岐にわたる。中国の歴史は、狭義の中華世界でのみ解釈するのではなく、広い視野でユーラシア史に位置づけて考えねば、正確な歴史の展開像はつかめない。常にその点を心がけて研究している。近年のテーマは、中国におけるソグド人集落のあり方や、唐宋変革における沙陀族の意義など。
なるほど、そういうことだったのか。
これから石見ゼミで学ぼうかな、という人は、ぜひ参考にして下さい。

ちなみに、現在、われらが師匠は、学会で京都にお出かけ中である。
[PR]
by 1009-members | 2009-11-04 21:26 | がくやおち